ベトナム、ダラットの猫たち

空港からホテルまでの移動中も、ダラットの街を歩いていても、犬を飼っている家は多いのに、猫の姿が見えない。
観光タクシーの運転手さんにそういうと、「ねこは人間に会いたくないんだ。食べる人がいるからね。」
「あなたは食べるの?」「食べませんよ。犬も食べる人がいるけれど、犬は人間と一緒に生活しているんだから、私は食べない。」
話しているうちに、思い出したように 「うちにも猫が2匹いますよ。誰も世話をしていないけど、勝手に家の中に入って来てねずみとか捕ってる。」
お土産屋さんの店先にいた子犬の写真を撮っていると、店の人に猫がいるか聞いてくれたようです。 「猫もいるけど、今は出払っているって。」

プレン滝という小さな滝の周辺が観光地になっていて、斜面の途中にミニ動物園がありました。鹿やサルがいました。

ヤマネコ発見!
ツシマヤマネコに似ているので、ベンガルヤマネコでしょうか。
名札がかかっていないので、最近捕獲されたのかもしれません。

知識をもった飼育係がいないのではないかということが気になりますが、 この土地の山の民族なら、生活の知恵と経験から、動物のことは町の学校出よりもよく知っているのかも知れません。
テレビの番組で「ベトナムの象じいさん」が紹介されていたのを思い出しました。 象をあやつるだけでなく、彼の薬草はよく効くと評判になり、都会から買い付けに来る人も多いそうです。


こちらは"Felis Temmincki"の札がかかっていました。
アジアゴールデンキャット。